里帰り出産について
このページでは、里帰り出産(帰省分娩)を検討されている方のご参考になるように、その時期による分類とメリット、デメリット、留意すべき点などを簡潔にまとめました。
なお、マザーズでは、「里帰り」しなくても出産、育児を乗り越えられるように、毎回の妊婦健診の中で具体的なアドバイスを行っています。産後のフォローにも力を入れ、さまざまな子育てサービスも利用しつつ、地域の助産師や行政とも連絡を取り合って参ります。(マザーズの助産師は地域にも浸透して活躍しています。)
マザーズでの里帰り出産については >
■「帰省分娩」「里帰り出産」には、以下の2通りがあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
「産前」帰省パターン
妊娠9ヶ月(近県ならば臨月)から帰省するパターンです。
- メリット
- 妊娠中から家事、上の子の育児負担を軽減できる。
- 陣痛入院の時もそのまま子どもを預けられる。
- 妊娠中も実家が心強い。
- デメリット
- 帰省期間が長くなるため、実家の負担が大きい。
途中で息切れ、気詰まりも。
- 上の子の学校、保育園をどうするか?
- パパと長く離ればなれに。(パパが心配?家が心配?)
「産後」帰省パターン
近隣で出産して、退院後に帰省するパターンです。
- メリット
- 帰省期間を短くできる。
- 子どもの保育園お休み期間や、パパ独身期間も短縮。
- 育児は実家が心強い。
- デメリット
- 切迫で安静や入院になったらどうするか?
- 陣痛入院の時に上の子をどうするか?
- 入院中、パパだけで上の子の面倒がみれるか?
こうしてみると
初産婦さん
実家との繋がりが特に強固だったり、パパも実家や産院に泊まれるなら「産前」もあり。
そうでなければ「産後」がお勧め。
経産婦さん
パパが戦力になるか、頑張れるか、育休など職場環境がどうか?が重要。
パパも実家や産院に泊まれるなら、やや選択肢が広がります。
切迫安静の時だけ一時的に帰省もあり。
- 「出産後に里帰り」をされる方は、入院中にしっかりと母乳ケア、育児練習を積んでおく必要があります。(実母さまの経験がマッチするとは限りません。)
しばらく離れてしまうパパは、なおさら入院中が唯一のチャンスです。パパが「育メン」になってくれるかどうかは、その後の育児負担、ママのメンタルに大きく影響します。
マザーズでの里帰り出産
- パターン①
- マザーズの温かい環境で出産を乗り越えてから、退院後に帰省。
入院中、パパの面会や宿泊の機会にたっぷりと赤ちゃんと触れ合って早期愛着形成(とても大切です!)を図ります。赤ちゃんのお世話もいっしょに楽しく!学んで頂きます。
帰省から戻ったらもう一度マザーズへ。母乳その他の産後ケアを継続できます。
- パターン②
- 実家に里帰りしてマザーズでご出産。しばらく落ち着いてからご自宅に戻るパターン。
妊娠4ヶ月~7ヶ月の間に1回(ご希望あれば2~3回も)マザーズで健診、胎児エコーと「たっぷり助産師外来」を受けて下さい。実母さまの参加も歓迎です。少しずつチームワークを築きましょう。
妊娠9ヶ月からは帰省して本格的にマザーズ通い。普通の「里帰りでない方」よりも密度の高い健診と「たっぷり助産師外来」で、ワンチームの信頼関係を深めます。
出産入院中は、パパも一緒に泊まれて1と同様に育メンへまっしぐら。
帰省中の母乳や産後ケアはマザーズに頼ってくださいね。
(お泊まりのご注意)