院長メッセージ

新しい命がお腹に宿ったことを知る。
少しの驚きと次第に膨らむ喜び。
体の変化を感じながら、日に日に大切さを増す愛しい命。
夫婦の気持ちが重なる。
いよいよ我が子を腕に抱く期待に胸を膨らませて、陣痛を受け入れる。
生まれ出でようとする赤子の動きをしっかりと感じながら、
心と体を寄り添わせる。夫も共に3人で“想い”を合わせる。
赤子の泣き声とともに大きな安堵と達成感、“悦び“に満たされる。
思いがけず感謝の気持ちが胸に溢れる。
自然分娩には“想い”が詰まっています。
それは、とてもとても大切な“家族の宝物”となることでしょう。
けれども、そこまでの道のりは決して簡単なものではありません。
そこには、“産院の力” “温かいサポートの力” が果たす役割も、とても重要だと私たちは考えています。
“自然分娩の想い”を大切に、妊婦健診から温かい伴走を続けてご夫婦と信頼関係を築き、ワンチームで陣痛を乗り超える。
マザーズは、自然分娩のための最適な環境、設備とスタッフが揃う“自然分娩の専門施設”として、これからも変わらぬ使命を果たして参ります。
令和7年正月
院 長 椎津 敏明
「よこはま産院物語」公開に寄せて
この度、マザーズを舞台にした本格的出産マンガ「よこはま産院物語」が完成いたしました。
主人公/山田道子さんのマザーズでの出産を通して、マザーズの妊婦健診~立ち会い出産~入院生活の様子をかなり細かく、ありのままに描いています。(一部“てまえ味噌”がありますが、お許しください。)
マザーズで出産され、日々子育てに励まれているマザーズファミリーのお母さまには、当時を思い出して懐かしく、楽しくお読みいただけるものと考えております。
マザーズをいつも賑やかにしてくれている小さな子供たちの、実際にあった様々な楽しいエピソードも、2才児のみおりちゃんに託して盛り込みました。
そして、このマンガを通して皆さまに一番伝えたかったことは最終話の第9ページにあります。
陣痛を乗り越えて“しあわせな出産”を成し遂げたお母さん!
日々悩みながら、時には我が身も睡眠時間も削って、子供たちの成長のために奮闘しているお母さん!
あなたは本当に、真に、輝いていますよっ!!!
令和6年6月
院 長 椎津 敏明
開院10周年の辞
平成25年に港北区高田の地に開院して、この6月で満10年の節目を迎えることとなりました。
これもひとえに地域の皆さまのご理解とご支援、マザーズファミリー皆さまの温かいご支持のお陰に他なりません。
改めまして、ここに深く感謝を申し上げる次第です。
この10年間に、4000人の赤ちゃんのお誕生を見守ることができました。
幸せに充足した母の表情とともに、感動と妻への感謝に涙するお父さんの姿に、私たちも心動かされる日々を過ごして参りました。
小学校に通っているお子さんも多いでしょう。もう何年かで中学生になるお子さんもいらっしゃるでしょう。
あなたを産み出すためにお母さんはどんなに頑張ったことか。お父さんはどんなに心配して、祈るような気持ちだったことか。
あなたが生まれて、ご両親はどんなに喜び、どんなに幸せだったか。
あなたに伝えたい。
コロナ禍で難しい期間がありましたが、今ようやくマザーズらしさを取り戻しつつあります。
分娩だけで終わる産婦人科ではなく、ご夫婦、家族の絆を深め、明るい育児のスタートまで応援できるようなお節介な産院でありたい、との思いはこれからも変わりません。
これからの10年も、マザーズをどうぞよろしくお願いいたします。
末筆ながら、皆さまご家族のご健康と益々のお幸せを心よりお祈り申し上げます。
令和5年6月
院 長 椎津 敏明
開院のごあいさつ
当院は一般的な「産婦人科」「レディースクリニック」とは異なり、妊娠・出産を専門とした「産院」「産医院」です。ローリスクの産科に特化して、皆様の”しあわせなお産”を安全にサポートし、産後の楽しい育児につなげられるよう導くことが私達の使命です。妊娠の始まりから出産、母乳育児まで、きめ細やかに寄り添う助産師と、安全を見守る医師がしっかりと連携して、皆様ご家族とともに歩んで参ります。
当院が目指し、実践している “しあわせなお産” とは、第一に、プライバシーが守られ、ご夫婦・ご家族が安心してくつろげるお産の場を提供すること。第二に、妊娠中からご出産まで助産師が親身に寄り添い、温かく見守りつつ安産に導くこと。第三に、生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんに、安全で温もりのあるスキンシップを充分にしていただくことです。
「出産を通して夫婦・家族の絆が深まった気がする」、「胸にしがみついてスヤスヤと安心し切っている赤ちゃんを見てとても幸せに感じた」、「助産師さんがずっと寄り添っていてくれて、不安なくお産ができた」といったお声を多く寄せていただき、私たちも大変しあわせに感じています。
“しあわせなお産” を安全に提供しつづけること。この大切な使命を私たちに託してくださった皆様に感謝しつつ、これからも一心に精進してまいる所存です。